産褥記3〜四女の産後一ヶ月の記録&伝えたい産後のリアル〜


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【産褥記3発売開始!】
著者吉田紫磨子四人目の出産の記録となる本書。
「産褥期」(出産日から約1ヶ月間)の産婦の生活と、
それを支える人たちの姿を詳細に描き出しています。

今回初となる「特集ページ」では、
出産後の女性の身体の変化についてや、
産後の心身のリハビリに必要な環境づくりの方法などの情報も
ふんだんにお伝えしています。

これから出産を迎えるかた、パートナー、友人など
大切なかたの出産を支えたい、と考えるかたにぜひ読んでいただきたい一冊です。


『産褥記3』もくじ




『産褥記3』完成にあたって NPO法人マドレボニータ代表理事 吉岡マコ


自分で名乗るのもナンですが(笑)、産褥記シリーズの生みの親の吉岡マコです。著者の紫磨子さんと活動しているマドレボニータという団体の発起人です。私自身は高校2年生の男の子の母、わけあってひとり親。子だくさんの吉田家とは全く違う生活ですが、多くの人に助けられて子育てしてきた経験から産褥ヘルプの方法を発明しました。

3作目の本書は、紫磨子さんの4回目の産後をきっかけに書かれましたが、どうか「子だくさんファミリーのドタバタ出産記」のようなものと誤解しないで頂きたい。本書は「産後ケア」を「サービス」ではなく、人間の営みである「文化」という側面から提案した革新的な書です。『産褥記』シリーズを読んでいない人に産後ヘルプの話をすると「マドレさんがタダで来てくれるんですか」とか「友達にそんなこと頼めない」といった反応が多く、現代の人間関係の希薄さ、何事も「サービス」としてしか捉えられない発想に何度も脱力しました。この世知辛い現代において「もっと説明が必要だね」という反省も本書には反映されています。

「産後ケア」という言葉は昨今では珍しくなくなりました。それには、産後の3大危機である「産後うつ」や「0歳児の虐待」や「夫婦関係の悪化」といった問題が無視できないほど明らかになってきたという背景もあります。産後には2つの時期があります。安静と養生が必要な「産褥期」と、産褥期を明けてからの「リハビリ期」。マドレボニータの認定インストラクターが全国12都道府県で開催している産後のボディケア&フィットネス教室はこの「リハビリ期」のためのプログラムです。ではリハビリにとりくむ前の期間「産褥期」はどうするのか?妊娠出産の手引きに「産後4週間は安静に」と書かれていますが、「そうはいっても現実はねぇ…そんな余裕ないですよ」といって、養生できずにいる産婦があまりにも多いのです。そこで、産後入院の施設ができたり、産後ヘルパーの訪問サービスができたり、「産後ケア」産業が生まれています。いいことだと思います。しかしこれらのサービスはとにかく高コストなのです。そのコストを払える人だけが養生できる…それでは、社会問題としての産後問題は解決しない。

そこで、資本主義社会におけるサービスとしての産後ケアだけでなく、私たちが生きている中で築く人間関係の輪を活かした産後ヘルプの仕組みが、産後問題の解決の一助となるのではないかという希望を抱いています。産婦が養生できるというメリットだけではなく、関わるひとりひとりがかけがえのない経験としてさまざまなメリットを享受できる、それは本書を読めば明らかです。この考え方を、もっとたくさんの人に紹介したい、そんな思いでこの本が出来上がりました。

また、「みんなで支える」産褥期と同じように、この本の制作はREADY FORというプラットフォームを通じて「みんなで支える」方法で作られました。支援してくれた多くの人は「産後ヘルプはすごくよい試み、でも新しすぎてなかなか知人に理解されない、だからこういう本に期待している」と言ってくれました。本書はそういった人たちの声を代弁する役割も果たすと自負しています。たくさんの人に読まれますように。

2014年7月 NPO法人マドレボニータ代表 吉岡マコ


販売価格
1,240円(内税)
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