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『産後白書2』完成にあたって NPO法人マドレボニータ代表 吉岡マコ

『産後白書2』を手に取っていただき、ありがとうございました。あえて「産後」から、「はたらくこと」について共に考え、語ることの意義を感じていただけたでしょうか。「子育てが一段落してから」と いうフレーズがあります。20代〜40代という人生で最もエネルギーみなぎる時期に、その力を社会で発揮するチャンスを先延ばしにさせてしまう、聞き捨てならない、しかし手垢にまみれたフレーズです。実際には、子育ては一段落などせず、5年、10年、20年と、あっという間に過ぎてしまいます。子育てが始まったばかりの産後という時期は、生活が大きく変化するため、生きること、はたらくことについて腰を据えて考える大きなチャンスのはず。しかし「産後は子育てで忙しいから、そういうことは保留にして子育てに専念して」という考えが未だに根強く残っています。

産前・産後の心と身体のヘルスケアの専門家であるNPO法人マドレボニータは、産後1年以内の女性たちと日々向きあっています。そんな中、母となった女性が「ママ」としてのアイデンティティだけで精神のバランスを保つ事は難しいということを、繰り返し目の当たりにしてきました。また、母親が広い視野を持つことの大切さ、子育てを母親だけで抱え込まずに複数の人と分かち合うほうが健康的であること、そのぶん母親自身も、社会に対して、ひとりの大人として何か還元したいという欲求がある ことを感じ取ってきました。人生、仕事、夫婦関係について、頭の中で悶々と反芻される悩みを、多くの産後女性は独りで抱えています。しかし、その悶々としたものが言語化され、表現される機会はほとんどありません。頭の中で考えていても、不安や悩みが増幅するだけで足元はグラグラなまま、何も解決せず時だけが過ぎていきます。そんなとき、「語ること」の効果は絶大で、「言葉を紡ぐこと」によって、「どうすればいいのか」という「悩み」は、「自分がどうしたいか」という視点で捉え直され、取組み甲斐のある「課題」となる。そのプロセスを経て初めて、その人の輪郭がはっきりしてきて、その人の軸ができてくる。この現象は、マドレボニータの取り組みの中でも大きな発見でした。

不況で共働き家庭が増えた、法整備のおかげで職場復帰する人が増えた、といった現代社会と女性のライフスタイルの統計的な分析は他の研究者に委ねることにして、『産後白書2』では、「システム」を超えたところにある、世代や境遇を超えて普遍的な、母となった女性の根源的な欲求に光をあて、掘り下げたいと思いました。日々、生身の産後女性と赤ちゃんに接していて感じる彼女らの思い。「子育てをしながら、いや、子育てをしている今だからこそ、自分の力を活かして、世の中に貢献していきたい、表現していきたい」こうした女性たちの内なる思いと、実生活で直面する現実。それに彼女らがどう向き合っていくのか、そんな彼女らにとって本当にためになるサポートとは どんなものなのか。それらを本書でで形にし、提案したいと思いました。子育てしながら働くための社会のインフラはまだまだ未整備で、課題はたくさんあります。それでも『産後白書2』に収められているような、自分の言葉で表現された思いや葛藤からは、母となった女性たちの強い生命力を感じます。受け身で制度を享受するだけでなく、市民による能動的な働きかけ。それらが相互に補完するようになれば、私たちの人生、そして社会は、より豊かなものになるのではないか、そして本書がその一助となれるのではないか、という壮大な希望を抱いています。ご感想、お待ちしています。


産後白書2 もくじ

はじめに

■特 集 座談会 母となった女性が語りあう
 NECワーキングマザーサロンに参加して


■第1章 NECワーキングマザーサロンとは

子育てをしながら働く女性にとって本当に必要なこと
NECワーキングマザーサロンの取り組み
《サロンアンケートより》 子育てをしながら働くことを話せる「場」がほしい!


■第2章 私たちの「はたらく」

母となった私たちにとっての「はたらく」とは?
《WEBアンケート》 子育てをしながら働くうえで、大切にしたいことは何ですか?
Stories 私たちの選択・私たちのはたらき方
●インタビュー 先輩ワーキングマザーに聞く
●インタビュー 職場のひとに聞く



■第3章 私たちの「パートナーシップ(夫婦関係)」

子育てをしながら働くことと、パートナーシップ
《WEBアンケート》 パートナーシップ、困っている(いた)ことは?
《WEBアンケート》 パートナーとの「コミュニケーション」、どうしてる?
●インタビュー パートナー(夫)に聞く



■第4章 私たちと「社会」

人生を豊かにする、社会との新たな関わり方
Story 私のライフワーク



■特 集 座談会 NECワーキングマザーサロン・ファシリテーターが語りあう
 プロジェクトに参画して得られたもの


『産後白書2』完成にあたって NPO法人マドレボニータ代表理事 吉岡マコ

資料

NECワーキングマザーサロンの歩み/開催実績DATA/
2009-2010年度 参加者DATA/サロン・ファシリテーター


販売価格
2,600円(内税)
購入数

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